*楽器紹介*

マンドリンオーケストラで用いられる楽器を紹介します。一般的なマンドリンオーケストラでは、マンドリン、マンドラ、マンドロン・セロ、ギター、コントラバスで編成されていますが、楽団や演奏する曲によっては打楽器などが加えられることもあります。

部室に来れば先輩たちの演奏を聞くことができたり、楽器を触ることもできます!  

 

☆マンドリン

マンドリンはイタリアで生まれた楽器で、卵を半分に切ったような形をしており、全部で8本の弦が張られてます。8本の弦は2本で1セットという分けがされており、弦を押さえるときは2本同時に押さえるということになります。マンドリンにはトレモロという特有の奏法があり、これはピックの急速な上下運動により持続音に近いものを出す奏法です。マンドリンオーケストラでは、マンドリンパートは通常2パートに分けれられ、1stマンドリンと2ndマンドリンというふうに呼びます。主に1stは主旋、2ndは対旋律を担当します。

☆マンドラ

マンドラとは正式名称を「マンドラ・テノール」といい、マンドリンよりもひとまわり大きなサイズの楽器です。調弦はマンドリンよりも1オクターブ低く、より人間の声に近い音といわれています。上手な人が弾くと、本当に人間の声と勘違いするようなこともたまにあるくらいです。マンドリンオーケストラでは主旋、伴奏ともに顔を出し、幅広く活躍します。 

☆マンドロン・セロ

「マンドロン・チェロ」とも呼ばれ、単に「チェロ」や「セロ」と呼ぶ人もいます。この楽器はマンドラよりもさらに大きく、低い音が出ます。マンドリンオーケストラでは低音部を担当し太く力強い音で曲を支えますが、ときにはメロディーを弾くこともあり、どこまでも響き渡るような深く美しい音色で聞く人を魅了することもできる楽器です。

☆ギター

「ギター」といわれると、弾き語りなどでアーティストが使用する「アコースティックギター」を想像される方が多いのではないでしょうか。それに対してマンドリンオーケストラでは「クラシックギター」という種類を使用します。クラシックギターの特徴として、高音弦である1~3弦がナイロン製であるためやわらかい音が出ます。マンドリンオーケストラでは主に伴奏を担当しますが、曲によっては独奏があったりなど出番の多い楽器です。

 

     

☆コントラバス

私たちの楽団ではコントラバスのことを「ベース」とも呼んでいます。その名の通り、マンドリンオーケストラにおいて最も低い音域で曲の基盤を作る役割を果たします。 オーケストラの編成上ほかのパートに比べて楽器の台数こそ少ないですが、ステージの最後尾から床を伝うように奏でられる勇ましい低音は、曲を安定させるためになくてはならない存在です。

マンドリン     マンドラ     マンドロンセロ
マンドリン     マンドラ     マンドロンセロ

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